働きやすい介護職場選びの基準5選!介護×大阪転職サイトで見つかる自分に合った仕事

今の介護の職場に満足していますか?
「サービス残業」「子供が熱出ても休めない」「給料が安い」「職員同士が仲悪すぎ」など、
挙げたらキリがないくらい今の介職場には不満があるものです。

けれど、介護転職してまた一から人間関係を築いて業務も覚えないといけないことを考えると、
転職するにもかなりの覚悟が必要となってきます。

限りある貴重な時間…1日の大半を過ごす介護職場で我慢に耐え嫌々ながら、
また明日も出勤する毎日は、もったいない。

本記事は、「介護転職に悩む方のお役に立ちたい。」という思いを込めて実際の介護現場で働く職員のリアルな生の声を、「介護転職サイトで自分に合った働きやすい介護職場選びの基準5選」にまとめました。

ライター紹介
お名前内緒の介護ライターさん

介護資格を持ち、あらゆる介護施設や事業所での勤務経験。約17年間介護福祉に携わってきました。夜勤専従としての勤務経験もあり、現在も介護施設でケアマネージャーとして勤務中です。記事を通して、リアルな介護現場をお届けしたいと思っています!

介護施設、介護事業所で選ぶ

一言で介護職場と言っても色々な種類の介護施設や介護事業所があります。

  1. 介護保険施設「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」等
  2. 地域密着型サービス「グループホーム」等
  3. 居宅サービス「訪問介護」「通所介護」

以下、それぞれの施設についてご紹介していきます。

介護保険施設「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」

介護保険施設は「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」などあります。

「特別養護老人ホーム」は、入所条件が要介護度3以上である為比較的に
身体介助や認知症ケアが必要な要介護者が入所しています。
入所施設という事もあり、24時間、365日体制なので、「夜勤勤務」もあります。

「特別養護老人ホーム」は、寝たきりの方が多く介助が大変という印象をお持ちではないでしょうか?
実は、最近の特別養護老人ホームはユニット型で少人数の入居者しかいない施設もあります。
ただし、その分、職員配置も少ない傾向ですので、「グループホーム」に似た環境の印象です。

また、特別養護老人ホームは、他の介護保険施設(介護老人保健施設等)より
待遇面が比較的好条件
の傾向です。

「介護老人保健施設」は病院と自宅の中核的位置づけです。
施設サービスと居宅サービスの介護保険が学べると同時に、医療・リハビリ職員の配置義務があるため、他職種の連携や看護、リハビリについて学ぶことが出来ます。

介護保険施設で働くメリット

  • もっと待遇面を改善したい!
  • 認知症ケア、身体介助、医療の知識や技術をもっと深めたい‼︎
  • 介護福祉士等の試験勉強に役立てたい!

介護保険施設で働くデメリット

  • 交代勤務なので休みづらい
  • 身体介助が多いので腰痛持ちにはきつい
  • 他職種の職員との連携場面が多い

地域密着型サービス

代表的な地域密着型サービスといえば「グループホーム」があります。

1ユニット9名の入居者数で、入居条件は「認知症」の診断があることです。
グループホームは、少人数で家庭的な介護を目指している事もあり、
生活リハビリの側面が強いサービス形態となっています。

グループホームで働くメリット

  • 少人数の入居者なので時間に追われる事が少ない
  • 認知症について学べる
  • 夜勤勤務がある為、デイサービス勤務よりは待遇が良い

グループホームで働くデメリット

  • 狭い空間で1人ひとりの認知症入居者の対応が苦手
  • 身体介助の場面が少ないので介助方法など学べない
  • 欠勤者がいると業務が出来なくなる

居宅サービス

居宅サービスといえば、「訪問介護」「デイサービス」などの事業所があります。
※今回はデイサービスについてお伝えします。

デイサービスを利用する要支援、要介護者の利用目的は、入浴や社会活動、主介護者の介護負担軽減など、多岐に渡ります。
また、認知機能障害がない方、重度の身体機能障害がある方など様々です。

デイサービスで働くメリット

  • 夜勤勤務がない
  • 週末、祝日が休みの事業所が多い
  • 担当者会議やケアマネと関わるので介護保険制度が理解しやすい

デイサービスで働くデメリット

  • 送迎がある事業所が多い
  • 利用者数が多く把握するのが大変
  • 夜勤手当がない分待遇面が良くない

通勤距離で選ぶ

働きやすい介護職場を見つけるために必要な基準として、「通勤距離」を挙げました。
私自身、介護現場で現在も働いているのですが、通勤時間が1時間以上ある介護職員もいれば、徒歩3分圏内に住んでいる職員もいます。

通勤距離が1時間前後となると、通勤時間に時間を取られてしまいがち。
場合によっては、自分の趣味や娯楽の時間、恋人・家族・子供と過ごす時間はが削られてしまうことも…
また、夜勤明けで帰宅する際、車通勤だと居眠り運転の可能性が高まるなどのリスクがあります。

しかし、通勤距離があまりに近距離の場合も注意が必要です。
急な欠勤者がある場合や緊急・災害時など、施設と自宅の距離が近い職員に、真っ先に連絡がくるといったケースをこれまで何度もみてきました。

適切な距離は、どのくらいなのか?それは、あなた次第ということもあるのですが…
自分のライフスタイルに合う通勤圏内の介護職場を選ぶことをお勧めしていますし、外せない基準かなと考えています。

ちなみに、私のお勧めは、通勤時間30分圏内の施設です。
遠くもなく、近くもない…そんな距離感が好きです。

待遇面で選ぶ

待遇面は、介護職場選びの基準の中では最も重要だ‼︎と考える方は多いと思います。

ですが、いくら待遇が良くても、人間関係で退職したり、休日出勤やサービス残業の多さに嫌気がさして、退職する方を多く見てきました。

介護施設の待遇面の着目ポイントは

  1. 法人形態に着目する(医療法人・社会福祉法人・株式会社)
  2. 介護処遇改善加算等を取得しているか
  3. 賞与は?

では、さっそく詳細を見ていきましょう。

法人形態に着目する(医療法人・社会福祉法人・株式会社)

社会福祉事業の公益性により、法人税・固定資産税・寄付等についての税制優遇措置制度があります。

特別養護老人ホームは社会福祉法人形態で運営されている施設が多いです。
社会福祉法人は、利用者の福祉向上を目的として施設整備費として行政から補助金を受けることができます。

社会福祉事業の振興目的で社会福祉施設職員等を対象に、国家公務員の給付水準に準拠した「退職金制度」が設けられています。

一方の株式会社は社会福祉法人みたいな補助金や税金優遇措置はありません。
したがって「特別養護老人ホーム」が何故、待遇面が良いか考えると、介護保険による利用者1人に対する介護報酬額が高いだけではなく法人格が社会福祉法人だと優遇措置があるためだと考えられます。

介護処遇改善加算等を取得しているか?

私は、実際にケアマネジャーとして働いているため、各介護保険施設や各事業所がどのような加算を取得しているかを目にする機会があります。

介護職員の待遇面に直接関係してくる加算についてご紹介します。

  1. 介護職員処遇改善加算
  2. 特定介護職員処遇改善加算
  3. 介護職員等ベースアップ等支援加算

では、さっそく詳細を見ていきましょう。

介護職員処遇改善加算とは

「キャリアアップ」の仕組みを作成したり、職員の職場環境の改善計画を立てる事で、介護保険施設や事業所等に報酬という形で介護職の給与を上げるという加算です。

介護転職を考えて「介護施設等の面接を受けている方」は、「介護職員処遇改善加算」や「介護職員処遇改善加算区分」の有無を確認せずに入社されるケースが多いです。

厚生労働省によると、団塊の世代が75歳になる後期高齢者となる2025年には、約245万人の介護職が必要になると見込まれています。そこで、国は、介護職を目指す人を増やすだけでなく、今働いている人の定着率を上げる必要があると考えました。

給料改善などにより、介護職に「やりがい」を持ち、より求人数を増加させるだけではなく、定着率を上げる事を促進する。それが「介護職員処遇改善加算」という加算になります。

厚生労働省の調査では、全国の介護事業所において約9割が介護職員処遇改善加算を取得してます。

つまり、介護職として仕事をする多くの方が「介護職員処遇改善加算」により給料ベースがアップを受けているということです。介護職員処遇改善加算区分にも着目することで、受け取る加算額が異なるので是非確認してみてください。

介護職は不規則勤務、低賃金などのネガティブイメージがあるので介護職員の定着が進んでいないのが現状です。
しかし、求職者者が少ない割に、求人数が多いという需要が高い業界であります。

それだけ求人数が高く需要があるということは、自分に合う働きやすい介護職場を選んで見つけられるという事です。

特定介護職員処遇改善加算とは

更に、介護護職員の待遇を良くする加算があります。「特定介護職員処遇改善加算」です。

活用するための条件

  • 介護職員処遇改善加算の職場環境等要件を満たしていること
  • 介護職員処遇改善加算の取り組みをホームページ等に、視覚化していること

介護職員等ベースアップ等支援加算

介護職員の方に朗報です。処遇改善加算が創設されるそうで、2022年10月に「介護職員等ベースアップ等支援加算」が創設されます。

「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」(令和3年11月19日閣議決定)を踏まえ、
令和4年10月以降に、介護職員の収入を3%(月額9,000円程度)引き上げるための措置を行うために創設されました。

令和4年2月から令和4年9月までの介護職員処遇改善支援補助金による賃上げ効果を継続する観点から、
処遇改善加算及び特定処遇改善加算に加え、ベースアップ等加算により基本給等の引き上げによる賃金改善を図るための制度です。

介護職員の処遇改善を行うものであることを十分に踏まえたうえで、
他の職種の処遇改善も行うことができる柔軟な運用を認めることとされています。

待遇面も更に改善されて、介護にやりがいを持ち自分に合った働きやすい介護職場を見つけることが出来たら、こんな嬉しい事はありません!

賞与について

毎月の基本給や夜勤手当額に目がいきがちになりますが、
賞与額や賞与が支給される勤続期間も調べることをお勧めしています。

賞与は、給与と異なり業績に影響を受けるので増減する可能性があります。
事前にしっかりと確認をして、入社後に困ることの無いようにしておきたいものです。

私の場合…前年の賞与を見込んでクレジットカードのボーナス払いでショッピングを楽しんでたのですが、入金を確認したところボーナス(賞与)が減額されていました。

結果、貯金から不足分を支払いしなくてはいけない事態になる…というエピソードがあります…

勤務体制で選ぼう!

私自身、朝型人間であり1人夜勤がどーしても苦痛だった経験があります。
今でも夜勤はしてますが…個々の家庭の事情は異なるので家庭の事情に応じた適切な勤務体制で働かなければなりません。

小さなお子様が居たり、高齢の両親を在宅介護している場合、
夜勤対応ができない場合、夜勤を条件にしている介護施設等は転職先として対象外になるのではないでしょうか?

介護施設等によっては夜勤勤務をしなくても常勤雇用があったり、夜勤回数を減らしてくれるなど事情によっては考慮してくれる介護施設等があります。

諦める前に、一度、採用条件を、相談・確認をしてみてください。

上司の人間性・人柄で選んでみる

自分に合う働きやすい介護職場の基準の中で、私が最も重要な基準だと考えているのは、「上司の人間性です」。

約17年間、介護職勤務し、現在も現役のケアマネージャーとして色々な介護施設や介護事業所と関わりを持つ私が、なぜ、「上司の人間性・人柄」を基準にいれたのか?少し、お話させていただきます。

これまで沢山の離職者を見てきましたが、最も多い離職の理由は「介護の仕事が大変すぎる…」でもなく「業務量が多すぎる」でもなく…

ぶっちぎりで「上司と合わない」理由が多かったです。では何故、上司と合わないと退職してしまうのでしょうか?

職員同士のトラブルの仲裁や頑張っている姿を評価するなどの立場である上司が自分の価値観だけを押しつけたり特定の職員だけ贔屓するなどしたらやはり、頼りどころがなくなり信用ができなくなります。

やっぱり介護現場では働くならちゃんと努力や成果を評価してくれる職場で働きたいものです。

評価基準などは、実際に働いてみないとわからない部分もありますが、努力し、成果を認めてくれる介護現場で働く事を勧めます!

【おすすめ介護求人サイト】

大阪×介護の転職支援 さぽけあ

離職率やネガティブな情報などちゃんと伝えてくれますよ。

まとめ

介護の仕事は、人間相手の仕事である以上、大変な思いや苦悩が生じる仕事でもあります。
しかし、直接的、本人から「感謝」される数少ない職業でもあります。

これまで沢山の介護の離職者をみてきましたが、介護の仕事が嫌いになって離職するケースは少なく、
殆どが職員同士や上司との関係性により離職するケース
でした。

介護職の求人数は増加傾向であり、非常に需要がある職種です。
働く職場の雰囲気、勤務体制、人間関係などあなたに合った職場は必ずあります!

いくら働きやすい評判のある介護職場があったとしても、
実際にその介護職場で働いみてないと、よくわからなかったなどと、耳にします。

実際に直接自分で働いてみないと分からない部分があるのは確かです。

自分に合った働きやすい介護職場をどのように見つけたら良いのか?
「介護求人サイト」を利用することで自分に合った働きやすい介護職場を見つけられる可能性は高まります。

自分らしくやりがいのある介護の仕事を続けられるように
是非、介護転職サイトを活用して充実した介護ワークを手に入れましょう!

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